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ご挨拶
- ページをご覧いただきましてありがとうございます。越後まつだいトレイルランニング実行委員長の新坂志保里と申します。私は2021年冬にフランス人のパートナーと共に新潟県十日町市松代に移り住み、コミュニティデザインの観点から地域活性化活動をしています。
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- コミュニティデザインを専門に学んだ私は、移住後に地元の方たちに日々お話を伺い、地域の行事に参加しながら地域のコミュニティとの関わりを深めていました。地域の資源について自分なりに調査を深めていたある時、今は荒れ果てて使われていない数多くの古道と出会いました。古道は山と共に暮らしてきた人々の歴史と文化が息づいてきたものです。この古道こそ棚田や古民家、豪雪地帯で育つ美味しい山菜などと同様に松代にとっての魅力的な資源でもあり、かけがえのない財産なのではないだろうか、そう考えはじめたのがこのプロジェクトの発端でした。
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- この古道を安全に人が通れるように整備し、この地の資源として再活用したい。その思いから今回のプロジェクトを立ち上げました。道は人が通ってこそ道として復活します。どのようにすれば道を復活させ、人々が行き来する生命を宿すことができるだろうか?思案を重ねた結果、古道と古道を繋げて約25kmのトレイルコースを完成させ、トレイルランニングというスポーツ大会を開催するというアイデアに至りました。トレイルランニングというスポーツはこの古道との親和性も非常に高いですし、何より私自身が8年間続けてきたスポーツです。競技に精通していますし、たくさんの仲間も集めることができます。
今回のプロジェクトを通じて、越後まつだいトレイルランニング実行委員会は多くの方に松代の里山の暮らしと文化を感じられる体験を、整備されたトレイルを通して地域内外に発信し地域の活性化に貢献したいと思います。 -
このプロジェクトで実現したいこと
- ①トレイル上に不法投棄されたゴミを回収し適切に処分します。
② 一部の箇所に細く崩れやすい道があるので、拡張および補強し安全な道にします。
③ 急勾配な箇所には怪我や事故防止のために倒木などを活用し階段をつくります。
④ 渡渉(川を歩いて渡る)箇所があるので、怪我や事故防止のために木橋をかけます。
今回の取り組みを通して、トレイルランニング大会のコースにするだけではなく、地域内外の方のトレッキングや自然観察ルートとして継続的に利用できるような古道の復活を目指しています。
またトレイルランニング大会での収益は継続的なトレイル整備と不法投棄防止活動を目指した活動に活かします。 -
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- ※コースの一部には個人の所有地も含まれます。そういった箇所は大会開催日以外は地域の方々が里山の暮らしを営むことを目的に安全に使用できるよう整備します。
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プロジェクトを立ち上げた背景
- 十日町市松代エリアの文化は棚田をはじめとする山と共に生きる人の暮らしが反映された文化です。しかし、昨今では人口減少と少子化による集落消滅が影響して山と共に生きる姿が失われつつあります。また現在この地域に暮らす人々も山へ入る習慣が失われつつあり、高齢者がいなくなることによって文化の伝承が途絶えることが危ぶまれています。私は地域の方々との関わりが増えていく毎ににその危機感を強く感じ少しでも解決したいと強く思うようになりました。
山岳スポーツであるトレイルランニングという競技を通して里山と里山文化を見直すきっかけづくりをし、文化の伝承が途絶えることを止めるだけなく、松代の地の子どもたちへの教育啓発、里山文化保全、環境保全啓発という観点も加えて古道の整備を行い、地域活性化の一助ともなることを目指します。 -
地域の眠っていた資源である古道復活とトレイルランニングを繋げる
- 2021年の冬に松代に移住した私とパートナーは、雪解けと共に里山の地形探索をはじめ、秋にかけて背丈よりも高い藪をかき分けながら松代の里山トレイルを一から開拓しました。「里山」と呼ばれる地域は山と人の暮らしが共生している地域です。その地域を知るには地形から自然や歴史を読み解く必要がある、と考えたのが動機です。ある道は地図には載っているが地滑りなどで崩れていたり、ある道は地図には全く載っていないなどあり、ほとんどの山道は自分たちの足で実際に行き把握しなければなりませんでした。そして日々の開拓で出会ったのは、先人たちが切り開いてきた古道と山奥でも耕されてきたかつての棚田でした。
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- 地滑り地帯の松代の里山は急な斜面も多く厳しい山道が多々ある土地です。そのような地域でも昔の人々は耕作のため道を切り開き、棚田へ水引をし田んぼを耕し暮らしを営んできたんだな、と先人たちの力強さに思いを馳せました。
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- この地の暮らしを支えてきた古道をこのまま荒らしておくのは勿体無い。しかし整備をしても通る人が少なければすぐにまた荒れてしまう。そう考えた私たちは古道の復活とトレイルランニングの2つの要素をつなげ大会開催を目指すことにしました。
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十日町市松代エリアのご紹介
- 新潟県十日町市松代エリアは農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に最多数選出された美しい棚田に囲まれた里山地域です。いくつもの集落が点在し心癒される日本の原風景が残る土地です。
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- 十日町市松代は、農舞台をはじめとした芸術作品を巡れる”大地の芸術祭”の土地でもあります。また上杉謙信軍が関東進出に通った上杉軍道が残っている歴史的な土地でもあり、松代城は松代の歴史的に貴重なシンボル的建造物です。
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資金の使い道・実施スケジュール
- 十日町市松代の古道を活用した約25kmのトレイルルートに点在するゴミの清掃活動と、より安全に通行できる道に整備するために使わせていただきます。また地元の方たちが古道を活用できるよう整備されたコースの地図を作成しお配りします。
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- ※ 今回のクラウドファンディングは目標達成型です。目標額に達しない場合は資金がおりないため、設定額を低く設定しております。
- 実施スケジュール
2023年1月29日 クラウドファンディング終了
2023年2月上旬 地図作成発注
2023年2月下旬 リターン品制作
2023年3月下旬 リターン品発送開始
2023年4月上旬 トレイル視察開始(雪解けの状況で実施)
2023年4月下旬 トレイル拡張整備、階段制作開始
2023年5月中旬 トレイル整備完了 -
リターンについて
- 返礼品については、再発掘した古道を活用したトレイルランニング大会のオリジナルロゴ入りグッズやイベント、地元の特産品をご紹介しております。どれもすべて自信をもっておすすめできるものですので、ご堪能いただければ幸いです。
・苗場高原生産組合の妻有茶豆 1.5kg
・【令和4年度】「儀明の桜」魚沼産コシヒカリ白米5kg
・天然山菜おまかせセット 500g
・【クラウドファンディング限定】越後まつだい春の陣オリジナルロゴステッカー
・コース試走会イベント
・コースディレクターCaroleのトレラン講習
「越後まつだい春の陣」のコースディレクターを務めるキャロルのトレランクリニックです。キャロルは元プロトライアスリートで、登山家でもあります。エベレストを含むヒマラヤの8000m峰を登頂した経験を持ち、ランニングと持久力に関するあらゆることに情熱を注いでいます。
環境保護活動家でもあり、生態系の保護や気候変動との闘いに積極的に取り組んでいて、リサイクル素材やサステナブル素材を使用したスポーツウェアをデザイン・生産し、ファッション業界で生み出されるプラスチックを最小限にとどめることを目的としたFEEL.プロジェクトの創設者でもあります。
※ FEEL.プロジェクトについてはこちらから ⏩ https://www.feelrun.com/ - As for the returned goods, we are pleased to present original logo goods, trail running events and local specialties. We are proud to recommend all of them and hope you will enjoy them.
・Tsumari soy beans 1.5kg from Naeba Kogen Production Association
These soy beans won the highest gold medal in the "National Edamame Championship," in which the Japan Vegetable Sommelier Association judges the most delicious edamame in the country. Tsumari soy beans are grown in the mountainous areas of Tokamachi City and Tsunan Town, Niigata Prefecture, at elevations of 300 to 600 meters. The difference in temperature between the sunny and warm days and the cool nights produces beans with a strong sweetness, rich flavor, and full body.
・100% Organic Rice “Gimyo no Sakura" Uonuma Koshihikari 5kg
“Gimyo no Sakura" white rice is 100% organic and grown with dedication. No pesticides are used. No chemical fertilizers are used. The only fertilizers are rice straw and rice harvested the previous year (small grain rice and green rice). Rice is grown with clear water, such as spring water, rain water, and snow melt water, not using water from rivers or agricultural water sources that contain wastewater from daily life. The rice is grown in terraced rice paddies. The difference in temperature between morning and evening due to the altitude of around 300 meters and the terrain makes the rice sweeter. This rice is Uonuma Koshihikari brand rice ; Grown in an area with heavy snowfall, it has an ideal balance of stickiness, sweetness and aroma.
・Natural wild mountain vegetables 500g
・【Crowdfunding Limited】Echigo Matsudai Haru no Jin Original Logo Sticker
・Course recce event - ・Course director Carole's trail running technique teaching session
Carole is a former professional triathlete and mountaineer. She has summited 8000m peaks in the Himalayas, including Everest, and is passionate about all things running and endurance.
She is also an environmentalist, active in ecosystem protection and the fight against climate change, and founder of the FEEL. project, which aims to design and produce sportswear made from recycled and sustainable materials and to minimize the amount of plastic produced by the fashion industry.
Learn more about the FEEL. project here ⏩ https://www.feelrun.com/